栗のソファーテーブル、蟻桟の加工中の写真です。
反り止めかつ脚の一部になります、
蟻部分は分割しています。落としてスライドさせます。
効いているところ○と効いていないところ×があるんですが、
板幅全体に効かせているより手間はかかりますが、硬さ加減の按配を把握しやすいように思います。
年別アーカイブ: 2016年
栗
時計針
漆器のにおい
自身で器を製作し、拭き漆で仕上げる、
完成後いつも気になるのはその器のにおいです。
漆を固めるムロから出してしばらく放置しておくとにおいは少しはしなくなりますが、
熱いものを入れると独特のにおいが出てきます。
内部まで完全に乾いていないことが理由だと思われます。
最近、塗り終えた汁椀で実験してみました。
汁椀に沸騰したお湯を一杯まで入れ、冷めるまで放置します。
そうするとやはりにおいは出てきます。
(注意:いろいろな漆器のサイトには沸騰したてのお湯を入れると表面が白くなる場合があると書かれていますので、少し時間を置いてから入れてください。)
それを日を改めて3回やったところにおいは少しずつしなくなってはいます。
(全くにおわないわけではありません。)
また、一番右端の汁椀だけ1回目と2回目の間に実際に味噌汁を入れて使用し、お湯を入れてみたところ漆の匂いというより出汁のような匂いがしました。
今ではすでに毎日の食事に使っていますが、においのクレームは家族からも出てはいません。
日々使っていくことが一番の解決方法なんだと自己解決した次第です。
曲げわっぱ、塗り直し
汁椀
椅子の張替え
椅子の張替えが終わり、無事納品してきました。
納品時に写真を撮り忘れると思い事前に撮影しておいてよかったです。
いろいろ話をしていてやっぱり忘れてました。
小箱
椅子の張替え
小箱
オーダー製作です。
今度はウォールナットの小箱を7箱製作中です。
板幅が約20センチなのでまずは板接ぎからです。幅50ミリの板を合わせる5枚接ぎになりますが、私は一気に接着せず木目の流れを見ながら少しずつ作業していきます。
板接ぎといえば、以前20年近く使ったナラ集成材のカウンターテーブルをリメイクしたことがあります。それがこちら。
右の集成材に合わせてせっせと板接ぎしたのが左側の半円形の折りたたみ可能な部分。
板幅も10センチ大きくして欲しいとのことで、一旦半分に切って改めて接着しています。
工房の端材をかき集めての作業となりました。
椅子も合わせてリメイクしています。
塗装をし直し、座面も新しくしています。